《今週のテーマ》
★感謝が評価につながる
私は感謝ということを、情的コミュニケーションの基本戦略に
置きたい。部下に対してどれだけ「ありがとう」の言葉が言える
かが、管理者として非常に重要なことなのだ。断るまでもないと
思うが、感謝と迎合とは違う。感謝は評価であり、迎合はおもね
りである。
自分の日常を振り返って欲しい。部下に「ありがとう」と言っ
ている回数がどれほどあるか?おそらく両手に余るほどしかない
はずである。
「部下なんだから、これくらいやるのが当たり前だ」
そんな奢りが上司に共通しているのが、残念ながら日本企業の
実態なのである。しかし、そんな高慢さと苦虫をかみつぶしたよ
うな表情しか見せない上司が、たまに飲みに誘ったからといって、
部下が「この人間のために動こう」と思うだろうか。それほど甘
くはないのである。コミュニケーションの効果としては、常に
「ありがとう」の言葉で、部下の仕事を評価できる上司の足もと
にも及ばない、と私は思う。
「しかし、たまには飲まさなきゃ、ちっとも動かないんだから…」
事実、そんなケースは少なくないだろう。しかし、その責はそ
ういう組織作りをしてしまった上司自身が問われるべきである。
飲ませることで人を動かすことを続けていれば、飲ませなければ
動かなくなるのは当然の帰結なのだ。
このポイントを忘れると、宴会のときばかりに、驚異的な結束
力を発揮する組織になりかねない。
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メールマガジン『社長の着眼』
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