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社長・経営者のためのメールマガジン

〜〜〜『社長の着眼』〜〜〜

2007年11月26日号(vol.195)
毎週月曜発行
発行:飯塚保人(ヤスンドコム http://www.yasundo.com)
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《今週のテーマ》
★部下に任せて部下を育てる

 率先垂範の一番の弊害は、部下が育たないとうことである。部 下が育たなければ、組織としてのパワーもアップしない。しかし、 現実にはそんな組織が少なくないのだ。なぜか?管理者にこんな 意識があるからである。
「上司として、あらゆる仕事において、部下よりすぐれていなけ ればならない」
 確かに、気持ちは分からないではない。だが、現実論としては いかにも“肝っ玉”が小さい。仮に、そんな思いで組織を動かし ていたら、堅苦しくて息が詰まってしまうのではないか。

 営業面に関してはこの部下のほうが優秀、技術的には彼のほう が上といったことを認めることに、何か問題があるのだろうか。 問題などまったくない。自分より優秀な部下を持つことは、少し も屈辱的なことではない。それどころか、大いなる誇りなのだ。
 自分がやらねば、という自負心を持つことはいい。しかし、そ のために部下の仕事を奪うことになっていたら、その上司は人材 育成能力なしと取られても仕方がない。しかも、そういうタイプ の上司にかぎって、部下の仕事を奪うことに汲々とするあまり、 自分の任務を果たしていないなどということになっているのだ。 まさに本末転倒である。

 100%が仕事の完成だとすれば、60%は部下に任せ、残りの40% を自分がフォローする。上司には、そんな感覚が必要である。そ の場合、任せる部分についてはすべて任せるのが重要なポイント になる。任せると言いながら、あれこれ口出しするのは、“ルー ル違反”だ。
「この仕事は君に任せる。ただし、最終見積りについては私の意 見を聞け。それから最後の交渉のときは私も同席する」
 こんな具合に、任せない部分を名言する。これは留保権限とい う。後はすべて任せるというのが本来のやり方なのだ。まずこの 部分だけ任せて、それができたら次はこの部分というような“小 出し”の任せ方は部下を育てることには決してつながらないので ある。


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