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社長・経営者のためのメールマガジン

〜〜〜『社長の着眼』〜〜〜

2007年10月22日号(vol.194)
毎週月曜発行
発行:飯塚保人(ヤスンドコム http://www.yasundo.com)
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《今週のテーマ》
★率先垂範のワンパターンだけでは失敗する

 上司として取るべきスタンスのひとつに率先垂範ということが ある。読んで字の如し、自ら範を垂れるということだが、部下を グイグイ引っ張る上司のイメージは、企業戦士の名にふさわしく、 かなり魅力的だ。だが、これにも時と場合がある。金科玉条の如 く思い込んでしまうと、組織運営上支障をきたすケースも少なく ないのだ。

 率先垂範が生きてくるのは、組織の構成員の能力が未成熟段階 においてである。まだ訓練が行き届いていないグループを率いる とき、あるいは新規の事業や難易度の高いプロジェクトに取り組 むときには、上司の率先垂範が必要になる。
 さらには、組織の構成員、つまり部下のひとりひとりについて、 その成熟度を見極めることも大切である。部下といっても十人十 色、訓練が行き届いている部下もいれば、そうでない部下もいる。 一律に率先垂範で臨めば、能力的に成熟度の高い部下の成長を妨 げることになりかねないのだ。
「A君については率先垂範で引っ張るけれども、B君にはある程度 任せていく」
 というフレキシビリティが要求されるのである。

 しかし、実際の中間管理者の仕事ぶりを見ていると、ワンパタ ーンに陥っていることが多い。とくに注意が必要なのは、率先垂 範で成果を上げたようなケースだ。実績を上げれば、自分のやり 方に自信を持つ。そこで、部や課が変わっても、そのやり方で押 し通すわけだ。部下の成熟度が同じなら、そこでも率先垂範が有 効なのだが、かなり訓練を積んだ部下たちが相手だとそうはいか ない。
「今度の課長、何でも先頭に立ってやりたがるけど、ちょっと迷 惑なんだよな。任せてくれたほうがスムーズにいくのに・・・」  ということになって、結果的に少しも業績が上がらないという ことになりかねないのである。フレキシビリティの欠如は、とき に致命的になることもある。自分のいる状況をいち早く把握し、 それにあった方法を打ち立てねばならない。


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