《今週のテーマ》
★誰に──まずターゲットをしぼりこめ
そもそもマーケティングとはいったい何なのか。
経済辞典風にいうなら、それは、「生産者から消費者への商品
やサービスが流れていくまでのいっさいの商業活動」ということ
になる。しかし、この説明ではやや漠然としすぎていて、マーケ
ティングというものをどうとらえたらいいか、もうひとつはっき
りしないところがあるのではないか。
もっと実際的にわかりやすい言い方をすれば、マーケティング
とは、
●誰に(顧客管理)
●何を(第一商品・第二商品)
●どのようにして(チャネル開発)
●どう感じさせて(コミュニケーション)
●供給するか(物流システム)
という商品供給の流れを的確につかみとることにほかならないと
いえるだろう。
そのポイントは、いうまでもなくターゲットのしぼりこみとい
うことである。どの地域の、どんな層の、どの年代の客を愛して
商売するか、これがマーケティングの最初のステップであり、い
ちばんの基本といってもいい。このターゲットのしぼりこみ(セ
グメンテーション)がブレると、以下すべてがブレてしまうので
ある。
もちろん、このセグメンテーションは、できるだけ具体的、か
つ明確に、文字どおり相手の姿が眼前にありありと浮かぶくらい
のところまで徹底してやるのがよい。地域、世代、価値観、性別、
学歴、あるいは所得などあらゆる条件をこまかく点検して、とこ
とんしぼりこんでいくのである。そして、自分が本当に愛せる顧
客をみつけ出し、誠心誠意その人たちに奉仕する、これでマーケ
ティングの大半の仕事が終わってしまうといってもけっして過言
ではないだろう。
商品には第一商品、第二商品があります。たとえば、7イレブ
ンの場合、第一商品は三千数百種類の雑貨およびお弁当です。第
二商品は、いつでも開いて気軽に買える便利さです。7イレブン
の場合は、まさにコンビニエンスを売っているのです。
お客様に愛されたいと願うなら、まず自分たちがお客様を愛す
るようにつとめる、そういう心から愛せるお客様をしっかりと見
きわめる──マーケティング・セグメントの基本はつねにここに
あるのである。
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