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社長・経営者のためのメールマガジン

〜〜〜『社長の着眼』〜〜〜

2007年01月15日号(vol.169)
毎週月曜発行
発行:飯塚保人(ヤスンドコム http://www.yasundo.com)
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《今週のテーマ》
★「3:4:3」の原則

 会社でも、あるいは学校でも、人間が集まって一つの集団が形 成されると、その集団に属する人間は、だいたい優秀な人間、並 の人間、それよりやや落ちる人間、の三ランクに分かれる。この 比率がおおざっぱにいって、3対4対3になるのである。

 この「3:4:3」の原則は、たいていどんな集団、組織にも当て はまる一種の公理のようなものである。はた目には、優秀な人間 ばかりが集まっているようにみえる組織でも、あるいは逆に、能 力が劣っている人間ばかりが集まっているようにみえる組織があ ったとしても、その内部では、「3:4:3」の原則がちゃんと働い ているものなのだ。

 要するに、優秀な人材ばかりを集めて組織を形成しようとして も、それは無理な注文だし、また、そうでなければ組織は伸びて いかないというものでもないのである。経営者が社員のもつ潜在 的可能性をうまく引き出し、適切なマネージメントをしてやれば、 「3:4:3」の全体のレベルを底上げし、強力な企業集団を形成す ることは十分可能なのである。

 そのさい、経営者の重要な仕事は、社員一人一人に明確な課題 を与え、目的意識をもたせることである。もちろん、すべての社 員を直接指導することは不可能だから、とりあえず上位の「3」を 対象にして課題設定させればよい。「何をするか」という意識が 上位の「3」に徹底すれば、その目的意識は自然に部下にも浸透し、 組織全体が“課題推進の場”となるのだ。上の「3」にしっかり意 志を入れて育てあげることで、下の「4:3」も自然に育ってくる ものなのである。
 つまり、「3:4:3」のそれぞれのランクは有機的に結びついて、 一方が伸びれば他方もそれにひきずられて成長していくという構 造をもっているのである。組織とはそういうものだ。下位の「4: 3」がいるから、上位の「3」が育ち、また上位の「3」がいるから こそ、下位の「4:3」がひっぱられると考えればよいわけである。 これが「3:4:3」の原則の意味である。

 繰り返し述べるが、上位の「3」に目的意識が徹底すれば、それ が下部に浸透し、会社全体が“課題推進の場”になる。そして全 社一丸となって、“あるべき姿”に向かって突き進んでいく、そ の方向づけをすることこそが、経営者のもっとも重要な仕事なの である。


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