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社長・経営者のためのメールマガジン

〜〜〜『社長の着眼』〜〜〜

2006年12月25日号(vol.168)
毎週月曜発行
発行:飯塚保人(ヤスンドコム http://www.yasundo.com)
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《今週のテーマ》
★実力主義が人を残す

 そもそも「人事」とはいったい何なのか。
 言うまでもなく、それは企業活動を効率的かつ円滑に行なうた めのポジショニングである。
 ただ、ここで私が強調しておきたいのは、「人事」とは、決し て人間を管理するためのシステムであってはならないということ だ。そうではなく、その人間が自分の持てる能力を十二分に発揮 し、思う存分仕事ができるポジションを与え、自然に自己啓発力 が高められるようにマネージメントすること、それがすなわち 「人事」だと、私は考えている。

 要するに、「人事」とは、“人に課題を与えること”にほかな らないわけで、その根底に、つねに「人材育成」という大局的な 視点がなければならないのである。「人事」がシステム化し、制 度化してしまった典型例としては、日本企業に旧来からあった 『年功序列型人事』を挙げることができるだろう。
 この年功序列型の最大の欠点は、いったん地位ポストにつけば、 めったなことではそれを取り上げられないという既得権が与えら れるため、自らを高めようという社員自身の学習意欲が失われ、 社員それぞれの個性や感性、知恵が封じこめられてしまうという 点である。新しい変化が起こらないために、組織のムードが沈滞 し、活力が失われてしまうのである。
 そうなれば当然、企業活動は停滞し、後退の道をたどることに なる。

 「人事」は社員の意欲を摘みとるものであってはならない。し たがって、これからの「人事」は、社員の潜在的可能性を上手に 引き出すために、明確なコンセプトを立て、きちんと方向づけを し、マネージメントする、そうしたマネージメント対応型の実力 主義人事に移行すべきだ。
 「人事」の要諦は、あくまで「人を育てる」ことにあるのであ る。


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