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社長・経営者のためのメールマガジン

〜〜〜『社長の着眼』〜〜〜

2006年11月13日号(vol.163)
毎週月曜発行
発行:飯塚保人(ヤスンドコム http://www.yasundo.com)
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《今週のテーマ》
★ホウレンソウの教訓

 これまで「計画」を立案する(ストーリーづくりをする)うえ でのさまざまな注意事項を述べてきたが、じつは、もう一つ忘れ てはならない重要ポイントがある。
 それは、ストーリーづくりをし、そのストーリーを進行してい く主役はあくまで第一線の人々であり、しかも全員参加を基本と する、ということです。ある「計画」に対し、社員のすべてが何 らかの形で参加し、自由に意見を交換しあう、そんな状況があっ てこそ、「計画」ははじめて現実的な力を持つのである。

 その際、経営者は、いわばプロデューサー役に徹し、バックか ら「計画」を後押しし、実現にむけて最大限の努力をするとよい。 具体的には、まず「誰にやらせるか」しっかり意志を入れて責任 者を決め、ついで「計画」を推進するための組織づくりをする。  もちろん、この組織は、各人が自由に意見を言いあえ、しかも 「計画」遂行のために一丸となって結集している、というもので なければならない。あくまで全員参加、衆知結集の組織をつくる ことが肝要なのである。
 では、このような全員参加の体制をつくるため、プロデューサ ーとしての経営者はどのような配慮をすればよいか。

 『山種証券』の山崎富治社長(当時)は、実にユニークな経営 哲学を持っておられる方で、氏がことあるごとに社員たちに対し て、ホウレンソウを配るのは有名な話である。これは氏の社員に 対するメッセージなのである。

 ホウレンソウは「報告」=ホウ、「連絡」=レン、「相談」= ソウ、を意味する。つまり、いかなる場合でも、報告、連絡、相 談を欠かすことなく、会社の人間すべてがコミュニケーションを 密にし、全社一丸となって企業活動を推進していく、そういう社 員同士の一体感を盛りあげるための配慮なのである。
 これを、単に口先だけの説教にせず、野菜の配給というユーモ アたっぷりの行為で示したところに、氏の卓越した発想力がうか がえる。こんな気のきいた、しかも思いやりに満ちたメッセージ を受けとったら、社員としても、経営者に対する信頼をいっそう 深め、いやでも張りきらざるをえない。社長の顔を見るたびに、 ホウレンソウを思い浮かべ、そして、「報告」「連絡」「相談」 の大切さをかみしめることになるだろう。こうして社内のコミュ ニケーションがより活発になり、会社が一つの目標にむけて結集 する体制が整っていくのである。

 会社というのは、「企画」や「計画」の課題推進の場であると 同時に、「人材育成」の場でもある。このことは決して忘れない でいただきたいと思う。


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