《今週のテーマ》
★イメージトレーニング
スポーツ選手などはよく、試合にのぞむ前にイメージトレーニ
ングをして、自分が勝利した、あるいは、成功した瞬間の光景な
どのイメージを思い浮かべるという。それが実際の好結果につな
がるというわけだ。
たとえば、日本のプロ野球史上、不滅の4番バッターといわれ
る長嶋茂雄氏は、よく試合の前の晩に、自分がホームランを打っ
て観衆の歓呼のなかでベースを一周しているさまを思い浮かべた、
というのは有名な話である。氏がこうしたイメージを描くと、観
衆の熱狂した声までちゃんと聞こえてくるというのだから念が入
っている。すると、いざ試合当日、バッターボックスに立っても、
大いに自信がつき、全身がカーッと燃えあがって、実際にホーム
ランをかっとばすことがよくできたという。
このやり方で教えられるのは、繰り返し頭の中で、よいイメー
ジ、理想的な結果を思い描くことによって、その過程で徐々に“
ヤル気”と“自信”がつくりこまれ、現実の行動をそのよいイメ
ージの方向にひっぱっていこうとする気持ちが自然に芽ばえると
いう点だ。ここのところが大事なのである。つまり、自信とかヤ
ル気、あるいは、意志とは、はじめからわれわれにそなわってい
るものではなく、未来に向けて行動しようとするさまざまな試み
のなかで、自然につくりこまれていくもの、といえるのである。
つまるところ、“意志”とは、将来のあるべき姿を具体化しよ
うとするパワーであり、その意志の大きさが会社の成長というこ
とにほかならないのである。未来を描かなければ、意志も自信も
生まれてこない。その意味でも、経営者にとっていちばん大切な
問題とは、つねに「未来」に関連した問題といえるのである。
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メールマガジン『社長の着眼』
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