《今週のテーマ》
★ビジネスは心を込めて
消費者にある種の感動を与えることも付加価値だといえる。物
のない時代には、それを手に入れること自体が、消費者にとって
の感動であった。
「今日、家にテレビがくるんだ!」
子供がそう声を弾ませたのは、すでにふた昔も前のことである。
当時はどのメーカーのものであろうと、何インチのものであろう
と、構わなかった。それがテレビでさえあれば、感動を与えたの
である。しかし、現在はこんな牧歌的な時代ではない。
その分、感動を武器にビジネスをするのは難しいのかもしれな
い。だが、ヒントはある。感動はいうまでもなく、心の動きだ。
他人の心を動かすのは何か。これまた当然のことだが、心である。
つまり、ビジネスに心を込めることが、この時代のビジネスには
要求されるのです。ただ、物を運ぶのではなく、心を入れて運ぶ。
物を売るだけではなく、意志を込めて売る。ここまでくれば、付
加価値を超えて創造価値を付与することにもなる。この姿勢がこ
の時代のビジネス・トレンドになりつつあることは間違いない。
ハードからソフトへ、ソフトから心へ。時代は確実に動いている。
テクノロジーばかりに思いを砕いていては乗り遅れるのは明らか
です。
ただし、機能性を徹底することが要求される“ビジネス”もあ
る。たとえば、自動販売機がそうだ。自動販売機はリアクション
が早ければ早いほど、消費者ニーズに応えているとはいえる。便
利さがそのまま価値でもあるのだ。心暖まるサービスを受けなが
らコーヒーを飲みたいという人もいるし、コインを入れれば出て
くる缶コーヒーの便利さがいいという人もいるのである。
このような機能か心かという、二極化現象は今後も続くはずで
す。しかし、人間がどちらを追い求めるべきかは考えるまでもな
い。機能のほうは自動販売機に任せておけばいい。
---------------------------------------------
メールマガジン『社長の着眼』
毎週月曜日発行
発行元:ヤスンドコム http://www.yasundo.com
---------------------------------------------
|