《今週のテーマ》
★一見不合理でも仕事
人間の特性を考えると、重要な仕事からこなしていこうと思う
よりは、まず簡単に済んでしまう仕事、あるいはより楽にこなせ
る仕事から始める傾向がある。難しいと思われる仕事は後回しに
され、結局時間の制約を受けて疎かになる。あるいは次の日に持
ち越しなどということもあるだろう。仕事には合理、不合理感覚
が常について回るが、このやり方はいかにも非合理的である。
「でも、楽な仕事からかたずけて重要な仕事にじっくり取り組ん
だほうが合理的ではないか」
そんな反論も聞こえてきそうだが、その答えは次に挙げる例が
端的に解明してくれるだろう。
禅寺には作業の作、務めるの務と書いて作務という作業がある。
要するに庭掃除とか、雑巾がけとか、いわゆる掃除のことなのだ
が、秋も終わりの頃になると境内は枯葉に埋もれ出し、掃いても
掃いてもハラハラと枯葉が舞い落ちてくる。落ちたら掃き、落ち
たら掃きという作業が繰り返されるのだが、ともすると、どうせ
掃いたところでまた枯葉に埋もれるのだから後でまとめて掃いた
って同じじゃないか。そんな横着心が芽ばえてくる。しかし、ま
とめて掃こうと思ったときはすでに枯葉の山ができあがり、どこ
から手を付けていいのかわからなくなるし、必要以上の時間が費
やされることになる。毎日少しずつでも掃いていれば、結局は合
理的に仕事が進むことに気づくはずである。
仕事のできる人というのは、一見非合理的に見えることでも、
日々それを怠らず、それが仕事の出来栄えに結び付くことを知っ
ている人ということがいえるのだ。
仕事は3S(整理・整頓・清掃)に始まり、3Sに終わります。
毎日3Sを実践することで圧倒的に生産性が上がり、効果が現れ
ます。実践しましょう。
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メールマガジン『社長の着眼』
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